━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ MOON LIGHT EXPRESS ━━━━  MOON LIGHT EXPRESS Electrofile  ムーンライトエクスプレス−エレクトロファイル . * ・*  [FILE: 000023] 2001,05,28 ★━━━━……‥‥  http://www.mlexp.com/ " *  . *  electrofile@mlexp.com + . ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※ このメールは購読登録された方に毎月一度送付させていただいてます。 ※ このメールは固定ピッチフォントで最適にご覧いただけます。 ※ 当マガジンでは各コーナに対して読者からの投稿も受け付けています。 >> 詳しくは「ご意見、ご感想募集」欄をご覧ください。 ■ INDEX ▼ 番組特選  ・プロジェクトX挑戦者たち「H−II、宇宙へ!」 ▼ 掘り出し図書特選  ・天に満ちる生命  ・脳の時計、ゲノムの時計  ・利己的な遺伝子 ▼ 投稿ノベルズ  ・葉桜の頃に ▼ コスモスコープ  ・宇宙発電の実現へ ▼ ムーンライトエクスプレスからのお知らせ  ・あなたもSETIやってみませんか?  ・メーリングリスト登録者募集中!  ・投稿ノベルズ掲載作品募集  ・MLEXP. エレクトロファイル 登録解除/アドレス変更について  ・ご意見、ご感想募集 ▼ 今月のコラム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ MOON LIGHT EXPRESS ━━━━  番組特選 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ プロジェクトX挑戦者たち「H−II、宇宙へ!」  6月 5日(火)前編 21:15〜 (NHK総合)  6月12日(火)後編 ペンシルロケットから純国産ロケットH−IIまで、日本のロケット開発にかけた男 達の40年の歴史を、今回は2週にわたって放送されます。先端技術の塊とも言え るロケットの、研究開発からH6年の打ち上げ成功までの軌跡を感動の秘話も含め て紹介されることでしょう。  http://www.nhk.or.jp/projectx/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ MOON LIGHT EXPRESS ━━━━  掘り出し図書特選 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ NHKスペシャル 宇宙 未知への大紀行1   天に満ちる生命 編者:NHK「宇宙」プロジェクト 出版:NHK出版 価格:1,900円+税 ISBN:4-14-080591-9 ▼ 目次 [第1集] ふりそそぐ彗星が生命を育む/[第2集] 地球外生命を探せ/ [サイエンス ・ビュー] 宇宙から見た生命の起源/深海・地殻内生命から宇宙を見る/ [エッセ イ] 星空につつまれて/ [連載・星空とメランコリア] 1977年に旅立った二人への 手紙/宇宙・ツアーほか ▼ 内容紹介 先月から地上波でも放送が開始されたNHKスペシャル「宇宙」シリーズの連動企画 書籍。本書はその第一集と第二集をまとめたもの。今後、番組の進行に合わせて刊 行予定。第一回目のテーマは「生命」である。地球に誕生した生命の起源、その謎 や神秘に多くの科学調査結果から切り込んでいく。地球生命は、一体何処からきて これから何処へ行こうとしているのか。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◆ 脳の時計、ゲノムの時計   最先端の脳研究が拓く科学の新地平 著者:ロバート・ポラック/中村桂子+中村友子=訳 出版:早川書房 価格:1,800円+税 ISBN:4-15-208311-5 ▼ 目次 第1章・感覚―発生時計と脳の時計/第2章・意識―「いま」とはいったい、いつ なのか/第3章・記憶と無意識―ヒトを科学に駆り立てるもの/第4章・侵略の恐 怖―微生物との戦い/第5章・暴動の恐怖―がんとの戦い/第6章・死の恐怖―生 の有限性を見つめる ▼ 内容紹介 生きる、とは何か。主にそのようなテーマの内容で構成されているが、決して哲学 に終始しておらず、むしろ脳科学と分子生物学の啓蒙書である。科学的見地から、 様々な「体内時計」に秘められたメカニズムを説き、未だ解明されていない様々な ハードプロブレムにも触れている。今後、生命科学はどうあるべきか。その指針の 一つが本書で示されている。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◆ 利己的な遺伝子   増補改題『生物=生存機械論』 著者:リチャード・ドーキンス 出版:紀伊国屋書店 価格:2,718円+税 ISBN:4-314-00556-4 ▼ 目次 人はなぜいるのか/自己複製子/不滅のコイル/遺伝子機械/攻撃―安定性と利己 的機械/遺伝子道/家族計画/世代間の争い/雄と雌の争い/ぼくの背中を掻いて おくれ、お返しに背中をふみつけてやろう/ミーム―新登場の自己複製子/気のい いやつが一番になる/遺伝子の長い腕 ▼ 内容紹介 「人は遺伝子の乗り物である」という主張を掲げて登場以来、世界的ベストセラー となったのが本書。今となってはいわゆる「枯れた」著書なので、まだ読んでいな い方は、是非ご一読を薦めたい。従来、人や生命の意思は神秘的なもので、それが 主体となって活動するという常識があった。しかし、著者は、生命は遺伝子の存続 に必要な行動をとっているに過ぎない、という。一見過激な主張であるようだが、 内容はいずれも的を外していない。生物学の描くサイエンスフィクション、そんな 印象の一冊だ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ MOON LIGHT EXPRESS ━━━━  投稿ノベルズ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 葉桜の頃に          【 作:天見 静 】 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  天見三太は大きく息を吐いた。  天見は宮本公民館にいた。  公民館といっても300人程度の小型の劇場や、図書館が付随しており、 地区の公民館としては規模の大きな方だ。  今日、天見はここで講演会に参加する事になっていた。  いつもなら断るのに来たのは、姉である天見双葉の頼みだからに 他ならなかった。  舞台の上に置かれた椅子に、同じように講演を行う何人かと 座りながら天見は全く落ち着かなかった。  こうしていると自分が一山いくらかで売られている商品のような 気がしてくる。 「続いては天見三太さんです」  教壇に立って頭を下げる。 「はじめまして天見です」  まばらな拍手が上がった。教壇は撮影の為か強い明かりで 照らされており、聴講している人間の顔はよくは見えない。 「まず、生命のゲノムについての簡単な説明から。 みなさんもご存知だと思いますが今ヒトゲノムに関しての解析が 進んでいます」  既に夜になっていた。  講演が終わり、公民館の一角で慰労会が行われ軽く一杯のつもり が随分と長居してしまった。  腕時計を見るともう9時近い。  天見は酔いを覚ますため自販機で買ったコーラのプルトップを はずそうとしたところで手を止めた。  青葉広げる桜の木の下に立つ一つの影がこちらを見ているのに 気付いたからだ。 「天見三太さんですね」  きれいなソプラノだった。 「はい」 「良かった」  街灯の下に立ったのは一人の制服姿の少女だ。  ルノアールの描く少女のような柔らかな曲線の眉。穏やかさを たたえた目と笑みの残る口元。珍しい黒い長い髪は緩やかに 波打っている。 「あ、双葉さんの高校の後輩で芳樹理奈といいます。 さっき講演を聞かせていただきました」  アーモンド形の大きな瞳が天見の姿を映している。 「双葉姉さんの後輩ですか」  確かにその制服は姉の通っていた芙蓉高校のものだ。 「それで少しお話したいと思って待ってました。 お時間だいじょうぶですか?」 「構いませんが、学生さんなら時間も遅いですし、 別の日でも構いませんよ」 「大丈夫です」  天見は理奈と一軒の喫茶店に入っていた。  SAKURAというこの喫茶店は住宅街であるこの辺りでは唯一と いっていい喫茶店だ。  4人掛けの席の一つに腰掛け二人は向かい合った。  注文を終えた天見が改めて見ると本当にきれいな笑顔 だった。まるでつくりもののような。  どこか照れてしまってコーヒを口に運ぶと思ったより熱く天見は 小さく声を上げた。 「熱っ」 「『DNAのデジタルな情報としての姿が本質で、生命は付随に 過ぎない』」  少女の口から漏れた言葉に天見は痛みを忘れ目を細めた。 「さっき話した事ですね。それは別に自分のオリジナルではないし、 全てと思っているわけではありませんよ」 「実際の世界はアナログですものね。昔の人は全て突き詰めて いけばある種の論理とか法則性があると思っていたのに実際は そんな事はない。蝶一匹で変ってしまう不確定な世界」 「『バタフライ効果』ですね。 『北京の蝶の羽ばたきがニューヨークで嵐を起こす』でしたっけ。 でも、確率の問題からそれはわかっていたんじゃないですか。 ダイスを転がしても値が均等になるわけではない」  答えながら少しばかり天見は楽しかった。こうしたある種浮世 離れした話を天見は嫌いではない。 「でもそうしたゆらぎの存在が世界の多様性を作り出しています からね」 「『ラプラスの魔』はいないとお思いですか?」  天見は目を細めた。 「勿論。もうそれは無理でしょう。全ての力を認識しても、 起こるか起こらないかは、可能性の問題になってきた」  少女は笑った。 「この世界がある種の仮想世界という説はご存知ですか?」 「それは脳の問題として?。理奈さんはどうですか?」 「わたしの意見の前に天見さんのをお聞きしたいです」 「世界は仮想現実というのは極論とは思いますが、その面は否定 できないですね。人それぞれの主観によって世界は違い、絶対的な 客観は存在しない。客観は言わば多数を占める考えであって、 最大公約数に過ぎないですからね」 「『プロジェクトスターゲイト』についてはご存知ですか?」 「米軍というか国防省で行われていた計画でしたっけ。 人間の精神を跳躍させ、スパイ活動を行わせるものでしたよね。 ただ、若干眉唾でしたが」 「過去を見たり霊ないし旧友の残留した意思、というか意志を知る あたりですね」 「そうです。でも、あなたがいいたいことが分かりました。 彼らは同じ場所、時間に行くときにある種の番号を決めていた。 コードといっていいものを。それはある種アドレスのように。 あたかも現実がある種の情報網と思われる話ですね」  話しながら天見は違和感を覚えていた。  つくりものめいたのは理奈の笑顔だけでなく世界全てが書割のように 思えた。 「わたしの考えでしたね。わたしが世界をどう思っているか。 強い意思が世界を動かし形作ると思っています」 「つまり強い意思のものが世界を握ると?」 「はい。一番強いのは宇宙意思だと思いますけど。 人間が生まれたのもその存在故ですし」 「その考えは天意のようですね。中國の天子も天に選ばれるという 考えですけど、最近だと『宇宙の人間原理』ですね。 宇宙が自分を観測できる知性的存在を求めたから人が生まれたという」  天見は理奈を見つめた。  一体この少女は何者なんだ?  疑問が頭の中に走る。 「芳樹理奈ですよ。さっきお話した通り」  落ち着け。天見は自分に言い聞かせた。 「考え方は柔軟なようですね。そうやって現実に対処するのは悪くないです。」  理奈は手を組みそこに自分の顎を乗せた。  自分が侵食されるのが分かった。脳裏に稲妻のように何かの 映像が見える。 「君は誰だ?。そして何が望みだ」  天見は言った。 「分かっているんでしょ」  世界は一斉に消えあるのは光だけ。 「君は天意に逆らうものだ」  そこには芳樹理奈と名乗った少女の姿はない。  ただ目を閉じた女性のイメージが浮かぶ。彼女の手元にある 箱から全ての光が溢れている。 「パンドラの箱」  天見は葉桜の下に立つ自分の姿に気付いた。  腕時計を見ると9時前だった。手の中のコーラは冷たいままだ。 「夢なのか」  天見は大きく息を吐いた。  先程までのあれは幻想だったのだろうか。 それとも青白く発火するニューロンの誤作動。  落ち着こうとコーラを飲みかけて止める。 痛みがあった。手で唇を確かめるとそれは火傷の跡。  それはただの幻だったのかもしれない。  だが、天見の身体にとり、それは真実だったのだ。  天見は思い出した。彼女の言葉。  『強い意思が世界を動かし形作ると』  彼女はその意思で何を始めようというのだろうか。  答えはどこからも無い。  天見の目に映るのは、ただ揺れる葉桜だけだった。 【 読切 2001/04/30 新規投稿 】 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 投稿ありがとうございました。投稿作品に関するご感想は編集室で受け付けており ます。また、このコーナーでは、読者からの投稿を随時募集しています。投稿方法 などについては下記「お知らせ」にてご案内しております。 ご感想、投稿作品に関するお問い合わせは次のアドレスまで。 投稿作品お問い合わせ先 electrofile@mlexp.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ MOON LIGHT EXPRESS ━━━━  コスモスコープ 2001年5月版 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 宇宙発電の実現へ 《2001/05/18》 宇宙発電とは、宇宙空間に巨大な太陽電池を設置して地上で利用できる電力を生産 しようというもの。正確には「宇宙太陽光発電」という。現在、宇宙開発事業団と 京都大学のグループが共同でこの開発に取り組んでいるが、その実験装置の一部が 京都大学宙空電波科学研究センターで公開された。この装置は、光を電気エネルギ ーに変換する太陽電池パネルと、その電気をマイクロ波に変換して伝送する装置か ら構成される。 公開実験では、太陽電池パネルに光を照射すると電力が発生し、それを装置下面の 送信アンテナからマイクロ波に変換されて発電装置の下に設置された受信装置に向 かって発射すると、マイクロ波を受け取った受信装置の発光ダイオードが点灯した。 これで離れた位置に電力を伝送できるということが実証されたわけだ。 宇宙開発事業団では、この宇宙発電の2020年頃の実用を目指しているが、その段階 では、発電装置を搭載した衛星を高度36000km の静止軌道に設置し、そこから地上 の受信アンテナに向かって実験と同様の方法で送電するとしている。 【 究極のクリーン発電 】 太陽光発電のボトルネックは、その変換効率である。変換効率とは、電力になる前 のエネルギーと変換後の電気エネルギーとの比率で、火力発電の平均値がおよそ40 %であるのに対し、現状の太陽電池では、平均して約15%程度、良くても20%を超 える程度となっている。例えば、もとの光エネルギーが100 ワットであるとするな ら、そこから得られる電気エネルギーは15〜20ワットということになる。この効率 で現在の日本の消費電力を賄うには、四国の半分以上の面積の太陽電池が必要、と いう試算がある。そのような施設を維持するだけで、かなりのコストが必要だ。 この打開策の一つとして宇宙発電があるわけだ。宇宙に出れば、気候や大気状態に 左右されることなく、常に安定した発電を行うことができる。また、巨大な太陽電 池パネルが必要とされても、その面積を気にすることはない。ただ、宇宙に発電施 設を設置することによる新たな問題もある。その最も大きな問題が送電方法だ。 通常の送電ではケーブルが使用されるが、さすがに宇宙空間から地上へケーブルを 張ることはできない。そこで無線による送電技術が必要となる。その手法の一つが 今回公開実験されたマイクロ波による送電である。マイクロ波とは、地上波放送や 衛星放送、携帯電話などに一般的に使用されている電波である。今回の実験装置で 発光ダイオードが光る原理は、携帯電話の着信すると光るアクセサリと同じ原理だ。 宇宙発電は、建設のコストや手法などの問題もあるが、このマイクロ波による送電 技術に実用の如何がかかっているといって良いだろう。今後は、その送電による電 力の減衰や、狙った位置に正確に電波を届けられるかどうか、また、地上で使用さ れているその他の電波や人体そのものへの影響などもその研究課題である。 しかし、宇宙太陽光発電は、太陽光という、半永久的、かつ究極のクリーンエネル ギーを利用した発電方法であり、石油の枯渇などのエネルギー問題や地球の温暖化 などの環境問題が深刻化している昨今において、最も期待の高い技術である。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ MOON LIGHT EXPRESS ━━━━  ムーンライトエクスプレスからのお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ あなたもSETIやってみませんか? 自分のパソコンを使って地球外生命の存在を探査しよう、という世界的に大人気の プロジェクトがSETI@home(セチ・アット・ホーム)です。世界中の数百万という パソコンがネットワーク上で稼動しているとてつもない規模の分散コンピューティ ングシステムでもあります。 SETI@homeもこの5月で3年目を迎えることになります。実は当初は2年間の限定 プロジェクトでしたが、その規模の広がりから世間でも注目される存在となり、さ まざまな支援やメディアでの紹介も受けて期間の延長が決まりました。これからも ますますの発展を続けていくことでしょう。 そんなSETI@homeへの参加方法ですが、いたって簡単です。クライアントソフト (スクリーンセーバソフト)をダウンロードしてインストールするだけです。あと はスクリーンセーバとしてあなたのパソコンの使われていない時間のうちにそっと データ解析を行ってくれます。 そしてデータ解析が終わったところでちょっとだけインタネットにつなぎます。あ なたの解析結果のアップロードと、次の解析データのダウンロードを行います(3 〜5分ほど)。 パソコンの使われていない時間を利用するなんて素敵な発想ですね。しかもそのセ ーバ画面ではとてもカラフルなデータ解析画面を表示しています。この画面の中に 宇宙からのメッセージがあるかもしれない、と思うとついつい見とれてしまいそう です。 地球外生命の探査は学術的にも意味のある活動です。ぜひともSETI@homeに参加し てみてください。また、当ムーンライトエクスプレスではSETI@homeのチームを作 成しています。よろしければ当チームにも参加してみてください。 SETI@homeの参加方法、そしてチームへの登録は以下のページに説明を載せていま す(トップページから [ SETI@home ] をクリック!)。 http://www.mlexp.com/information/seti.htm ★ワンポイント クライアントソフトはプロジェクト規模の拡大に合わせて機能を拡張しています。 古いバージョンのクライアントソフトを使い続けていると解析データのアップロー ド時にバージョンアップを促すメッセージが表示されることがあります。そんなと きは最新のクライアントソフトにバージョンアップしてください。                                    ☆ +                           チーム管理人:mojio …                            seti@mlexp.com + ☆ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ■ メーリングリスト登録者募集中! 当サイトでは、メーリングリスト(ML)を開設しています。MLとは電子メール を使用してインターネット上に擬似的な電子会議室を実現するものです。宇宙のこ とや科学、哲学全般について気軽に語り合ってみませんか? MLに参加するには、 mlexp-ctl@y7.com 宛に # subscribe (あなたのお名前) というメールを送信します。これが受け付けられると確認メールが返信されますの で、あとはそのメールの指示に従って手続きすれば、自動的に登録されます。 尚、このMLの詳しい内容はメールにて取り出せます。本文一行目に、 # guide とだけ書いたメールを、次のアドレスまで送付してください。このコマンドを送る 際 "#" と "guide" の間には半角スペースが必要です。HTMLメールは無効となりま すのでご注意ください。サブジェクトは無視されますので何でも構いません。 MLコマンド受付 mlexp-ctl@y7.com ※ 詳細は、ムーンライトエクスプレスのWebサイトでも紹介されています。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ■ 投稿ノベルズ掲載作品募集 ムーンライトエクスプレス−エレクトロファイルでは「投稿ノベルズ」に掲載する 作品を募集しています。内容は基本的にSF、サイエンスエッセイ、不思議な体験 談、科学、哲学などに付随する話題を書き綴ったものとしますが、その限定枠はあ りません。また、読切、連載、どちらでもかまいません。皆さんが思っている不思 議なこと、書き溜めて眠っている小説などを、ここで発表してみませんか? 投稿ノベルズへの作品投稿は、次のアドレスまでお願いします。 sf-post@mlexp.com ※投稿の際は、次の点にご留意ください。 ・E-Mailのタイトルは “投稿作品” と記入してください ・投稿者名(及び、作者名)は、文書の分かる位置に明記してください。 ・作品本文はテキスト形式(*.txt)の添付ファイルにしてください。 ・一行はおよそ半角75文字(全角37文字)以内で改行を入れてください。 ・原則としてHTML形式での投稿は無効とさせていただきます。 ・一回に掲載できる長さは、原則として短編一本(およそ7500文字)とお考えくだ  さい。それ以上になる場合は、分割して連載という形になります。 尚、ここで掲載された内容は自動的に、ムーンライトエクスプレス「シアター」の 方へも掲載されますのでご了承ください。 作品の投稿に関するお問い合わせは次のアドレスまでお願いします。 electrofile@mlexp.com ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ■ MLEXP. エレクトロファイル 登録解除/アドレス変更について ムーンライトエクスプレス−エレクトロファイルは、以下のメルマガ配信サービス を利用して配信されています。アドレス変更/解除は、現在ご利用中のサービスの サイトか、当サイトの総合登録/解除サイトから行ってください。  サービス名 URL マガジンID  ----------------------------------------------------------------------  まぐまぐ http://www.mag2.com/ 0000016842  パブジーン http://www.pubzine.com/ 3690  ココデメール http://mail.cocode.ne.jp/ 0700400094  melma! http://www.melma.com/ m00002508  nifty Macky! http://macky.nifty.com/ 2077  E-Magazine http://www.emaga.com/ mlexp  BIGLOBE カプライト http://kapu.cplaza.ne.jp/ 243  ----------------------------------------------------------------------  総合登録/解除サイト http://www.mlexp.com/mm/regist.htm ※BIGLOBE カプライト については、登録/解除の際にユーザID とパスワードが  求められます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ■ ご意見、ご感想募集 ムーンライトエクスプレス−エレクトロファイルに対する、ご意見、ご感想などは 随時受け付けております。また、記事の内容に誤りなどありましたら、ご遠慮なく どんどんご指摘ください。皆さんのご意見をお待ちしています。 いただいたご意見、ご感想については積極的にマガジンに反映させ、また、特に断 りがなければ「読者コーナー」としてマガジンに掲載させていただきたいと考えて います。掲載を希望しない場合は「掲載不可」とひとこと付記してくださるようお 願いします。 そして、当マガジンの各コーナーへの読者からの投稿記事も歓迎します。自分の意 見や作品、紹介したいものなどがあればぜひとも投稿をお願いします(謝礼はあり ませんが…)。 記事や意見の投稿の際には掲載可能な名前の表記(ハンドル可)をお願いします。 ご意見、ご感想はこちらへどうぞ electrofile@mlexp.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ MOON LIGHT EXPRESS ━━━━  今月のコラム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最近なにかと「どうして○○しなければいけないのか(または、してはいけないの か)?」という問いかけを聞く。子供が数人で大人に詰め寄ってたりするあれだ。 その答えを聞いてみたい気もするし、自分ならどう答えるか考えてみるところがミ ソなのだろう。 勉強しなければならない理由として、5、60歳以上では「国のため」、それ以下 では「本人のため」と明確に分かれたのだそうだ。父親などは「国のために兵隊に なりたかった」と今でも言う。自分の中では理解できない欲求だ。それが戦後教育 の成果なのだろう、と思う。 人を殺してはいけない理由は、当たり前だから理由がない、という。分からないで もないが、それでは疑問を持ったものに対する回答になっていない。明確な理由と しては法律があげられる。 国という集団に住む者同士が守るべき決まり事として決められたことなのだから、 ある意味絶対的な理由となる。しかし、その法律の制定の背景までは突っ込まれな い点が不満だ。法律学者の間では研究されているのだろうが。 そんなことよりも「何をもって人とするのか」そちらのほうに疑問が沸く。フラン ケンシュタインのような人造人間は人とみなされるのか?クローン人間は?人の遺 伝子を埋め込まれた豚はどうなるのだろうか。 「どうして友達を作らなければいけないのか」子供達が詰め寄る。皆ひとりよりも 大勢のほうが大きな力を発揮できる、と言う。そんなことは子供達は分かっている はずだ、本当に疑問に思っている子ならひとりで聞きに来るはずだ。 人に質問されたりすることがある。何かを疑問に思っているのだろう。しかし、言 葉通りの疑問ではないことが多い。結局なんでそんなことを疑問に思ったのかその 背景を聞いていくと本当に疑問に思っていることが分かってくる。 そんなとき、「こういう言葉を組み合わせれば疑問文として成り立つ」から質問を する場面に会う。こんなときは本人は疑問に思うことなどないことが分かる。それ は答える側が試されているのだろう。 質問者のために答えようとすることは虚しく思えてしまう。絶対にしなければなら ない、してはならないことなどない。して良いこと悪いことはその人自身の問題だ からだ。 質問されたらその答えを探すのではなく、何を疑問と思っているのか探すことがで きないものか、敢えてこちらから問いたいものである。 ( 2001/ 5/18 mojio ) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ■プチコラム  −いいぞう、小泉メルマガ、そして慎吾ママ(も)  −宇宙にピザデリバリー。エディはまたガックリか!?(月)  −車が雨漏り、直すには金11万なり…(お)  −パンにカビ。一体どこからやってくる?(ジ)  −生真面目な顔した首相の答弁が、なぜか漫談に聞こえる(き) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ MOON LIGHT EXPRESS ━━━━  発 行 : ムーンライトエクスプレス  編 集 : ムーンライトエクスプレス編集室 WebURL : http://www.mlexp.com/ E-Mail : admin@mlexp.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━