Movable Type メモ

CMS(Contents Management System)であり、blog ソフトの定番である Six Apart社製 Web システム Movable Type 4(MT4) に関するメモ。

ダウンロード

MT4は、個人使用ならば大抵GPL版を使用することになる。これは無料。企業向けには Enterprise 版が出ていて、こちらは有料。

ダウンロードはこちら

mt-config.cgi 設定

詳細は以下で。

以下の設定は必須。(MySQLの場合)

CGIPath http://www.ドメイン名/任意の名前/  
ObjectDriver DBI::mysql 
Database データベースの名前
DBUser ユーザ名
DBPassword パスワード 
DBHost データベースのホスト名(IP)

suexec下で実行している場合、次の設定も必要。

DBUmask 0022 
HTMLUmask 0022 
UploadUmask 0022 
DirUmask 0022 

TBやコメントスパム防止の為、以下のスクリプト名を変えておく。

#CommentScript mt-comments.cgi
#TrackbackScript mt-tb.cgi 
CommentScript mt-comm.cgi 
TrackbackScript mt-trackback.cgi 

参考

テンプレートモジュール

MT4で定型の書式をいろいろなページのいろいろな位置に表示する、 という場合に使用すると便利なのがテンプレートモジュール。

例えば、いろいろなベンダから提供されているブログパーツや、 アフィリエイト用のタグなどはモジュールにしておいて、 適宜ページやブログのテンプレートに配置する、という使い方をする。

  1. 上メニューから「デザイン」→「テンプレート」を選択。
  2. 右の一覧から「モジュールテンプレート」を選択。
  3. 「テンプレートモジュールを作成」を選択。
  4. テキストエリアにHTMLコードを貼り付ける。

この手順で注意する点は、最後の手順4で「強調表示なし」(テキストエリアの右上にある「<A>」というボタンの黒字の方)を選択しておくこと。 「構文強調表示」を選択しているとコードが変に変換されて上手く表示されない。

ウィジェット

テンプレートモジュールのようなものだが、 そのテンプレートをサードバーに配置する場合はこちらを使用する。 テンプレートモジュールを書くこともできるし、 直接ウィジェットに書き込むこともできる。

  1. 上メニューから「デザイン」→「テンプレート」を選択。
  2. 右メニューから「ウィジェット」を選択。
  3. 「ウィジェットテンプレートを作成」を選択。
  4. テキストエリアにテンプレートモジュールやHTMLコードを貼り付ける。
  5. ひととおり書いたら名前をつけて保存。
  6. 上メニューから「デザイン」→「ウィジェットセット」を選択。。
  7. つくったウィジェットを配置したいセットをリストから選択するか、新規にセットをつくる場合は「ウィジェットセットを作成」を選択。
  8. 手順4、5でつくったウィジェットが右側に追加されている(はず)。
  9. それをドラッグ&ドロップで左側のウィジェットセットに追加。

ココログからMT4へ移行

ココログは、 TypePad というMTのASP版を使用しているので、 MT4へ簡単に移行できる。

手順1
ココログにログインし、移行するブログを選択。

cocolog_to_mt4_01.png

手順2
右側の便利メニューから「記事の読み込み/書き出し」を選択。

cocolog_to_mt4_02.png

手順3
一番下にある「ブログXXXの記事を書き出す」リンクから出力される。

ここを直接クリックすると、そのままブラウザに出力されてしまうので、説明文にも書かれているが、Windowsなら右クリックでコンテキストメニューを開き「対象をファイルに保存」でファイル名をつけて保存すると良い。

cocolog_to_mt4_03.png

手順4
MT4にログインし、移行先のブログの「システムメニュー」を開く。

cocolog_to_mt4_04.png

手順5
メニューから「ツール」→「インポート」を選択。

cocolog_to_mt4_05.png

手順6
ココログ(Type Pad)のベースは MT と同じなので、 インポート元に「Movable Type」を選択し、 手順3で保存したファイルのパスを入力して、 「ブログ記事のインポート」をクリック。

cocolog_to_mt4_06.png

これで移行できるはず。

参考

トラブルシュート

再構築時にときどき500エラーが出るんだけど?

MT4(以前のバージョンも同じ)は、基本的にブログ記事を静的なHTMLファイルに出力して公開する、という手順を踏む。このHTML生成を「再構築」と呼んでいるのだけど、記事の量が多くなって処理が重くなると、必ずではないが、再構築時に500エラー(Internal Server Error)が発生して処理がとまることがある。

サーバの処理能力が原因なのか、コードの問題なのかは定かでないが、どうも MT を使う以上はこの問題に直面することになるらしい。

MT4 では、記事を書いたときに再構築するのではなく、ページを開いたときに動的にそのページのみを生成する、という設定を選ぶことができる。ページを開く速度は若干おそくはなるが、再構築の手順を省くことができるので、とりあえず500エラーの問題も避けられる。(この根本原因は解決して欲しいところだけどネ)

手順1
ブログのメニューから「設定」→「ブログの設定」を選択。

mt4_ts_001.png

手順2
左メニューから「公開」を選択。

mt4_ts_002.png

手順3
公開に関するオプションの中の「公開方法」で「すべてのテンプレートをダイナミックに構築する」を選択。テンプレートごとに構築方法を変えたい場合は他のオプションでも可。とにかくここで再構築する量を減らして、一回の処理の負荷を減らせる(はず)。

mt4_ts_004.png

MLEXP. Wiki


添付ファイル: filemt4_ts_002.png 1126件 [詳細] filemt4_ts_004.png 1110件 [詳細] filemt4_ts_001.png 1119件 [詳細] filecocolog_to_mt4_06.png 1210件 [詳細] filecocolog_to_mt4_05.png 1108件 [詳細] filecocolog_to_mt4_03.png 1226件 [詳細] filecocolog_to_mt4_04.png 1240件 [詳細] filecocolog_to_mt4_02.png 1245件 [詳細] filecocolog_to_mt4_01.png 1237件 [詳細]

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Last-modified: 2010-05-15 (土) 12:07:38 (5087d)