ゲーデルの理論

アリストテレスの論理

あらゆる事柄は、論理的演繹法によって論ずることが出来る、とするもの。

前提、もしくは仮定(自明なこと、証明しなくても真として受け入れられること)と、そこから導かれる推論(そう推論する規則)という流れによる説明方法。

典型的なのは、ソクラテスの三段論法。

1.人間は必ず死ぬ
2.ソクラテスは人間である
3.ソクラテスは必ず死ぬ

1が成立する。かつ、2が成立する。

ならば

3が成立する。

1と2は前提。そして自明。であるなら、そこから3が推論されるのは妥当であろう、という導出。「もしすべてのXがYであり、かつ、ZがXであるならば、XはYである」という規則が発動している。

ゲーデルの発見

たとえ真の状態が存在する、と仮定しても、
その事実を、全て論理的演繹法によって証明することは不可能である。

自分たち(私たち)が「知っている」事柄について承知はしているが、感じている事柄については、論理的演繹法によって説明することは絶対に出来ない。論理的演繹法では、全てを証明する方法としては不足であるという主張。


自然科学・哲学系メモ


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