ほぼ PC 向けサイトの作成と変わらないが、以下の制限がある。
PC サイト向けの HTML にはないタグや属性がいくつかある。 キャリアごとに独自拡張されていたりもするが、以下は 3キャリア共通で使用可能。
アンカータグ(aタグ)の href に電話番号を指定できる。
<a href="tel:09088888888">電話はこちらまで</a>
tel: に続けて電話番号を書く。
電話の 0〜9 までと「#」、「*」のボタンをリンクに割り当てられる。
<a href="http://hogehoge.com" accesskey="9">「9」でジャンプ</a>
accesskey に指定できるのは 0〜9 と「#」、「*」。
必須ではないにしろ、携帯向けサイトでこうした方が良いと思うところ。
携帯電話は、端末で個人を特定できるので、大抵はこれを利用してさまざまな入力を省略できるようになる(ID/Password の入力など)。その端末ごとに振られているユニークなIDを個体識別番号(UID)と呼ぶ。
非 i-mode の場合は utn で取得できる。
<a href="http://hogehoge.com/fuga.html" utn>test</a>
この応答の USER AGENT の ser キーを取得する。
フォーム(form)でも同様に取得可能。
ただ、これは端末に紐づいているので機種変更すると変わってしまう。
i-mode の場合は iモードID というものが利用できる。 こちらはユーザに紐づくので機種変更しても変わらない。
これは、クエリに「guid=ON」という魔法を書いておけば良い。
<a href="http://hogehoge.com/fuga.php?guid=ON">test</a>
応答に「HTTP_X_DCMGUID」キーが入ってくるので、それを取得する。
au の場合は、常に HTTPヘッダに「HTTP_X_UP_SUBNO」が書かれているので、それを取得すれば OK。
docomo の utn の取得とほぼ同じだが、キー名は「SN」。
なお、SB の場合は USER AGENT に常に書かれているので、タグに utn などの指定は不要。